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Tutima グラスヒュッテ、1927年創業。

伝統 ·

Tempostopp:236個の部品、90年

George Danielsは、クロノグラフを作るよりトゥールビヨンを5つ作ると言った。Cal. T659は236個の部品で構成される。

Tempostopp:236個の部品、90年

George Danielsはかつて、クロノグラフを作るくらいなら先にトゥールビヨンを5つ作ると語った。トゥールビヨンは回転する。クロノグラフはスタート、ストップ、リセットをしなければならない。フライバックの場合は、ボタン一押しで3つすべてを同時にこなす。

UROFA Calibre 59は、それを実現した最初のGlashütteムーブメントだった。Dr. Ernst Kurtzが1940年代初頭にFliegerchronograph用に開発したこのムーブメントは、Glashütteの時計師たちが「Tempostopp」と呼んだ機能を導入した。プッシャーを押すと、秒針が停止し、12時位置に跳ね戻り、即座に再スタートする。一つの動作で、中間ステップはない。Kurtzは1941年から1945年の間にCal. 59を搭載したFliegerchronographを約30,000本製造した。オリジナルは現在€6,000から€10,000で取引されている。

フライバック機能は、飛行の連続する区間を計測するパイロットのために設計された。チェックポイントで一度押すだけで、クロノグラフを一時停止なしにリセットし再スタートさせる。解除、ゼロ復帰、再係合を一つの動作で行う機構を製造するには、コラムホイール式の切替システムが必要となる。機械式時計製造における最も高度な構造の一つである。

Cal. T659はそのムーブメントの名を冠する。3年の開発を経て、Tutima創立90周年の2017年Baselworldで初公開された。仕様は以下のとおり。236個の部品、手巻き、28石、65時間のパワーリザーブ。ジャンピング式30分カウンター。すべての部品がTutimaのGlashütte工房で設計、製造、仕上げされる。Cal. T659は、現在もGlashütteで生産されている数少ないクロノグラフキャリバーの一つである。

Cal. 59を再現したものではない。再解釈したものである。脱進機にはフリースプラングのブレゲひげゼンマイと、4本の金製調整ネジを備えたスクリューテンプを使用する。テンプ受けは手彫りである。スチール面は錫の上で研磨される。ムーブメントの直径は33.7mm、厚さ6.6mm。43mmの18金ローズゴールドケースに収められる。90本限定、Ref. 6650-01。

Cal. T659が誕生したのは、Kurtzが同じ町で初めてフライバッククロノグラフを組み立ててから76年後のことだった。35人の工房が、このキャリバーをゼロから作る価値があると判断したのである。

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