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Tutima グラスヒュッテ、1927年創業。

工房 ·

PVD:サファイアより硬い

1,200ビッカースまで硬化した鋼に、2,000ビッカースのPVDコーティング。硬化した下地がなければ、コーティングは柔らかいパンの上の卵の殻のように割れる。

PVD:サファイアより硬い

サファイアクリスタルはビッカース硬さスケールで約1,800を測定する。ダイヤモンドに次いで2番目に硬い透明素材である。真剣な時計メーカーなら誰もが使用する。腕時計でこれより硬いものはないと多くの人が信じている。

2023年、TutimaはM2セブンシーズSブラック・リミテッドエディション(Ref. 6156-13)を発表した。ケースの硬さはサファイアを超える。プロセス:まずステンレス鋼を1,200ビッカースまで硬化し、次に黒いPVD(Physical Vapor Deposition)コーティングで2,000ビッカースに到達させる。250本限定。

順序が重要である。PVDコーティング単体——標準的な未硬化鋼に施した場合——は柔らかい基材の上に脆い殻を作るにすぎない。十分な圧力をかければへこみ、コーティングは柔らかいパンの上の卵の殻のように割れる。

Tutimaのアプローチはまず鋼を硬化する。ケースは独自の硬化プロセスで1,200ビッカースに達する——標準的な316Lステンレス鋼の約200ビッカースの数倍の硬さである。その上にPVD層が施される。結果として、コーティングはそれ自体とほぼ同じ硬さの基盤の上に載る。卵の殻の問題は生じない。

セブンシーズSブラックは、この硬化ケースを40mmで搭載し、セラミックベゼルとゼロマーカーを備える。内部には自動巻きTutimaキャリバー330(Tutimaゴールドシール付き)が6時位置の日付表示を駆動する。Super-LumiNova針とインデックス。50気圧——500メートル耐圧テスト済み。バイコンポーネントストラップは防水加工レザーの外側とラバーの内側を組み合わせる。

数字で言えば:標準時計用鋼で200ビッカース。硬化後1,200。PVD後2,000。サファイアは1,800。ケースはダイヤルを守るクリスタルよりも硬い。マーケティングの主張ではない。測定値である。

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